WhiteSnowPrincess
(本当は殺したくないです…だけど…結局ボクのすべては女王様、貴女だから――)

静かな森の中、鏡は震える右手を見つめ、やがて

「女王様の、仰せのままに…。」

――パチン!

指を鳴らした時でした。



――キュッ

「!…ぁ」

白雪姫の首をあの白いリボンが絞めつけ始めたのです。

「かっ…ぁ…ぅ…………………。」

白雪姫の目は虚ろになり、やがて、崩れるように倒れてしまいました。




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