4月1日の嘘


「騙したな!」



「引っかかった〜」


「でも良かった。嘘で」


「……」


「マジだったら千花とは一緒にいられなくなってたから」




ほら、また…
キミはそんなこと言って…



「……」


「千花?」


「ごめん!用事思い出したから帰るね!」



これ以上いると涙がこぼれ落ちそうだから家へと戻る。

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