過ちの傷跡 短編小説
私は

体を傷つける

親からもらった体を私は傷つける

誰にも当たることのできない私は自分に当たるしかできない

弱い人間だから・・


痛くない

何も感じない



あるのは確かな心の痛み


「気持ち悪い」

みんなこうゆうかも知れない

「近寄るな」

みんなこうゆって私を避けるかもしれない

でもそれは私が生きている証だから




逃げないで




怖がらないで





話を聞いて


ねぇ・・



体に傷をつけることがそんなにいけないことですか?



”生きてる証”を残してはいけないんですか?
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