あなたのその声で…
一方的に話ながら泣くあたしを、気がつけば刑事さんは、頭を優しく撫でていてくれた。



ふと隣の刑事さんを見上げる。



目と目が合った瞬間、刑事さんの唇が降ってきた・・・。




あたしは、随分前から、この唇が欲しかったんだ。



あたしも、それが初めて与えられたアメかなにかのように、刑事さんの唇を感じた。



しばらくして、寄り掛かっていたベッドに誘われる。



まるでずっと昔から、お互いの体を知っていたみたいに、あたしたちは愛撫しあった。




けれどーーーーー。








彼が、あたしの中に入る瞬間、思い出してしまった・・・。





あたしの【罪】を・・・・・・。




ふいに声が聞こえる………。




『子供、作ろうか。』
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