あなたのその声で…
空港に着いて、飛行機に乗る時間まっでは、あと1時間以上もあったけれど、あたしにとって『非日常』の空港は、あたしをたいくつさせることはなかった。





やがて、搭乗時間がきて、ゲートへ向かう。



そこへ来て、ようやく(飛行機に一人で乗るの、今日が初めてだ・・・。)と自分に驚いた。






アナウンスが流れて、みんなが飛行機へ移動する。



こんな平日に、出張の様子のサラリーマンも当然いたけれど、どの顔もやはり嬉しそう。



北国から出発する人にとっては、例えそれが夏の出発であろうとも、『南国』という
響きだけでウキウキしてしまうだろう。



もちろん、あたしもそれに漏れることなく、、半分緊張、半分ニヤけ顔で乗り込んだけれど・・・。
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