屍病
逆に、今消してしまえば、後からイーター達が集まるのを防ぐことになるとは思うけど。
どっちにしても、判断が難しいところだ。
「な、何をわけわかんねぇことを言ってんだよ! どっちにしたって危険なことには変わりねぇだろ! 電気を消さねぇと、もしも大量にイーターが集まってくるかもしれねぇだろ!」
「それはそうだが……いや、しかし……消えればすぐにイーター達が踏み込んで来るかもしれない」
極力危険は避けたいという雄大の気持ちはわかる。
出来るなら、このままイーター達が去ってくれるのが理想だけど、それを期待出来るはずがないから。
「なんの為の音楽室だよ! この扉はそう簡単には破れねぇよ! 踏み込まれたら、学校の中であいつらを殺せばいい。外で囲まれるよりはまだ希望が持てるってもんだぜ」
「桐山くん……」
まるで、私が言いたいことを代わりに全部言ってくれたようで、胸のつかえが取れたような感じだ。
「確かに一理あるが……いつも真っ先に逃げる桐山に言われても説得力がないな。お前、イーターと戦ったこともないだろう?」
「ば、馬鹿野郎! 海原! お、俺だってなあ、やる時はやるんだよ!」
どっちにしても、判断が難しいところだ。
「な、何をわけわかんねぇことを言ってんだよ! どっちにしたって危険なことには変わりねぇだろ! 電気を消さねぇと、もしも大量にイーターが集まってくるかもしれねぇだろ!」
「それはそうだが……いや、しかし……消えればすぐにイーター達が踏み込んで来るかもしれない」
極力危険は避けたいという雄大の気持ちはわかる。
出来るなら、このままイーター達が去ってくれるのが理想だけど、それを期待出来るはずがないから。
「なんの為の音楽室だよ! この扉はそう簡単には破れねぇよ! 踏み込まれたら、学校の中であいつらを殺せばいい。外で囲まれるよりはまだ希望が持てるってもんだぜ」
「桐山くん……」
まるで、私が言いたいことを代わりに全部言ってくれたようで、胸のつかえが取れたような感じだ。
「確かに一理あるが……いつも真っ先に逃げる桐山に言われても説得力がないな。お前、イーターと戦ったこともないだろう?」
「ば、馬鹿野郎! 海原! お、俺だってなあ、やる時はやるんだよ!」