屍病
桐山が助けに来てくれて、イーター達が桐山の方に向かったんだ。
「う、うわわわわっ! 本当に来たっ!」
おかげで、音楽室の前にいたイーター達が、明らかに少なくなったのがわかる。
「肉! にクニクにくっ! 食いテェ! 食ワセてクレ!」
それでも、やはり全員は無理なようで。
半分くらいは残っているのが、空けられた穴から確認することが出来た。
「やってくれた桐山! だけど……これではまだ、逃げることは出来ない!」
私の手から包丁を取り、穴から出るイーターの手に、まるでモグラ叩きのように斬り付ける。
「一匹ずつやる!? それなら私達だけでもなんとかなるかもしれないけど!」
「どうやって! 一匹ずつ招き入れるのか!? そんな順番待ちをしてくれるとは思えないがな!」
考えがまとまらない。
桐山を追って行って、確かにイーター達の数は少なくなったけれど、それでも安全に逃げられる数ではない。
高下みたいに、一人ずつ中に入って来たイーターを、順番に殺すことが出来れば……。
そう考えはするけど、失敗すれば全滅の可能性だってある。
もう少し、考えをまとめる時間がほしいのに。
「う、うわわわわっ! 本当に来たっ!」
おかげで、音楽室の前にいたイーター達が、明らかに少なくなったのがわかる。
「肉! にクニクにくっ! 食いテェ! 食ワセてクレ!」
それでも、やはり全員は無理なようで。
半分くらいは残っているのが、空けられた穴から確認することが出来た。
「やってくれた桐山! だけど……これではまだ、逃げることは出来ない!」
私の手から包丁を取り、穴から出るイーターの手に、まるでモグラ叩きのように斬り付ける。
「一匹ずつやる!? それなら私達だけでもなんとかなるかもしれないけど!」
「どうやって! 一匹ずつ招き入れるのか!? そんな順番待ちをしてくれるとは思えないがな!」
考えがまとまらない。
桐山を追って行って、確かにイーター達の数は少なくなったけれど、それでも安全に逃げられる数ではない。
高下みたいに、一人ずつ中に入って来たイーターを、順番に殺すことが出来れば……。
そう考えはするけど、失敗すれば全滅の可能性だってある。
もう少し、考えをまとめる時間がほしいのに。