屍病
「これが、神岩様の怒りで起こったと……本気で言ってるのかい? あ、バカにしてるわけじゃないんだ。ただ、信じられなくてね」
「あら、信じられないなら、大人達がイーターなんて化け物に変わったことも信じられないことじゃない? この子達は、希望を捨てずに立ち向かおうとしているのよ。現実に」
未来さんは私達の意見を否定せずに、しっかりと聞いてくれる。
春瑠さんがダメだと言ってるわけじゃない。
それはきっと普通の反応だから、私達は気にしていなかった。
「それにしても、あなた達だけで本当に良く耐えたわね。こんな小さな子供もいるのに」
「あ、いえ……他にもいたんですけど。皆、イーターに殺されてしまって」
未来さんにそう答えると、少し寂しそうな表情になった。
「竜也はこいつらに窓から落とされたんだけどね!」
「ふん。どうせ恨みを買うようなことでもしたんだろ。あの男はそういうやつだ。原因があって、結果が伴うんだ。あんな男と一緒にいるお前が殺されなかったのが不思議でならないよ」
「なんだとこのクソ兄貴!」
風雪が生きていて嬉しいのか悲しいのか、春瑠さんの言葉からはわからないな。
「とりあえず、その神岩様のところに行くのね。わかったわ。行きましょう。行動は早い方がいいから」
「あら、信じられないなら、大人達がイーターなんて化け物に変わったことも信じられないことじゃない? この子達は、希望を捨てずに立ち向かおうとしているのよ。現実に」
未来さんは私達の意見を否定せずに、しっかりと聞いてくれる。
春瑠さんがダメだと言ってるわけじゃない。
それはきっと普通の反応だから、私達は気にしていなかった。
「それにしても、あなた達だけで本当に良く耐えたわね。こんな小さな子供もいるのに」
「あ、いえ……他にもいたんですけど。皆、イーターに殺されてしまって」
未来さんにそう答えると、少し寂しそうな表情になった。
「竜也はこいつらに窓から落とされたんだけどね!」
「ふん。どうせ恨みを買うようなことでもしたんだろ。あの男はそういうやつだ。原因があって、結果が伴うんだ。あんな男と一緒にいるお前が殺されなかったのが不思議でならないよ」
「なんだとこのクソ兄貴!」
風雪が生きていて嬉しいのか悲しいのか、春瑠さんの言葉からはわからないな。
「とりあえず、その神岩様のところに行くのね。わかったわ。行きましょう。行動は早い方がいいから」