屍病
イーターの死体から拳銃を奪い、桐山が使っていたハンマーも回収して、私達は再び車に乗り込んだ。
食糧の問題を解決すべく、コンビニに立ち寄り、食べ物を調達する。
その後、安全な場所を探して回ったけれど、結局は学校以外に思い付く場所がなくて。
一度逃げ出した私達の中学校に、再び戻って来てしまった。
荷物を運び、三階の音楽室へと向かう。
「春瑠さん、他に場所はなかったんですか? この学校は、一階のガラスが割れてて簡単にイーターが侵入してくるし、音楽室のドアだってもうボロボロでしょ?」
その途中、真倫ちゃんが不思議そうに春瑠さんに尋ねた。
確かに、真倫ちゃんの言うように、次にイーターがやって来たら止めようがないくらいに防御力は低いと思う。
「うん、そうだね。でも、他に隠れられそうな建物の多くは国道に面しているから、イーターに見つかる可能性がここよりも高いと思うんだ。僕達が入るのにも、施錠されていたらガラスを割るしかない。そうなったら、その時点でどこもイーターに侵入されやすいという点では変わらないと思うんだ」
まあ、言われてみればそうかもしれない。
この学校は、国道からは少し離れているから、そこまでイーターの通りは多くないし。
食糧の問題を解決すべく、コンビニに立ち寄り、食べ物を調達する。
その後、安全な場所を探して回ったけれど、結局は学校以外に思い付く場所がなくて。
一度逃げ出した私達の中学校に、再び戻って来てしまった。
荷物を運び、三階の音楽室へと向かう。
「春瑠さん、他に場所はなかったんですか? この学校は、一階のガラスが割れてて簡単にイーターが侵入してくるし、音楽室のドアだってもうボロボロでしょ?」
その途中、真倫ちゃんが不思議そうに春瑠さんに尋ねた。
確かに、真倫ちゃんの言うように、次にイーターがやって来たら止めようがないくらいに防御力は低いと思う。
「うん、そうだね。でも、他に隠れられそうな建物の多くは国道に面しているから、イーターに見つかる可能性がここよりも高いと思うんだ。僕達が入るのにも、施錠されていたらガラスを割るしかない。そうなったら、その時点でどこもイーターに侵入されやすいという点では変わらないと思うんだ」
まあ、言われてみればそうかもしれない。
この学校は、国道からは少し離れているから、そこまでイーターの通りは多くないし。