屍病
きっと、多くの人がそうなのだろう。
学校に行かなきゃならないから。
働かないと生きられないから。
そう考えている人達は多いだろうけど、生きる意味まで考えている人がそれほど多いとは思えない。
なんの為に生きているのか。
私は、どうして生きたいと思っているのだろう。
死にたくないから……なんて理由は、当たり前過ぎてなんの意味もない。
「どうすればいいのか、私にはわからないな。安全を確保する為には、イーター達を殺した方がいいと思うけど、動けばお腹が減るし、食べ物は無限じゃない。でも、ただ隠れて生きてるだけなら、なんの為に生きてるかわかんないよ」
「真倫ちゃん……そうね。生きることを目的にしてしまうと、それが苦しくなった時に詰まってしまう。つらいことがあっても、別の目的があるから生きられる……か。ご、ごめんなさい。空気を重くしちゃったよね。とにかく今はご飯を食べて、ゆっくり寝て、起きてから考えましょ。そうよ、今、答えを出さなくても良いんだから」
確かに空気は重くなったかもしれないけど、未来さんの言葉は考えるきっかけをくれた。
私は……この希望を失った状況で、どう生きれば良いのかを。
学校に行かなきゃならないから。
働かないと生きられないから。
そう考えている人達は多いだろうけど、生きる意味まで考えている人がそれほど多いとは思えない。
なんの為に生きているのか。
私は、どうして生きたいと思っているのだろう。
死にたくないから……なんて理由は、当たり前過ぎてなんの意味もない。
「どうすればいいのか、私にはわからないな。安全を確保する為には、イーター達を殺した方がいいと思うけど、動けばお腹が減るし、食べ物は無限じゃない。でも、ただ隠れて生きてるだけなら、なんの為に生きてるかわかんないよ」
「真倫ちゃん……そうね。生きることを目的にしてしまうと、それが苦しくなった時に詰まってしまう。つらいことがあっても、別の目的があるから生きられる……か。ご、ごめんなさい。空気を重くしちゃったよね。とにかく今はご飯を食べて、ゆっくり寝て、起きてから考えましょ。そうよ、今、答えを出さなくても良いんだから」
確かに空気は重くなったかもしれないけど、未来さんの言葉は考えるきっかけをくれた。
私は……この希望を失った状況で、どう生きれば良いのかを。