そして、君に恋をした


血色の良い赤い唇が静かに僕の唇に触れた。




これが僕のファーストキスだった。




太陽の眩しい光が君の顔に射して。




この世界にこんなに美しい人がいるのかと。




手を伸ばして君の頬に触れようとした。




君は、きっと驚いたんだろう。





ビックリしたような顔で身を引き、走り去った。


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