そして、君に恋をした

万年筆を握りひたすら書き続けた。




──僕も、



令奈と一緒に


図書館に行きたい。


図書館に行きたい。


図書館に行きたい。




……

……

……



図書館に行きたい。




何度、書いたことだろう。




白い紙が真っ黒になるぐらい、


ずっと書き続けた。

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