そして、君に恋をした

夕方、日が暮れる頃まで僕は眠りにふけた。



いい匂いが部屋の中まで入ってきた。



どうやら、今日の夕飯は鰻だね。




令奈のお母さんがちょうど家に帰ってきた時、京都で美味しい鰻を買ってきたのと僕に話をしていた。




午後六時。



玄関のドアが開く音がした。





「ただいま!」




令奈のお父さんが青森の出張から帰って来た。





令奈の弾む足音が玄関に向かう。




よし、僕もお父さんを迎えに行こう。

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