あたしが髪を切ったわけ
柿崎君とはそれっきり口もきいていない。別にいいか、クラス違うし、好みでもない。
「あ、あれとこれとは全然違うじゃない」抗議してやる。
「おミツ、あんたね、せっかく部長が券くれたんだから、その分だけでも部長と一緒にいてあげなきゃ、かあいそうでしょうが、あんたに惚れてるんだから」えーん、全然取り合ってくんないっ!
「いいかい、あれのせいで、あんたに声かけてくる野郎なんかほとんどいないんだかんね。その貴重な1人なんだから、ないがしろにしちゃだめよ、しっかりつかまえとかにゃあ。じゃ、またあとで、あたしもあいつをつかまえとかにゃ」
最後に軽く1回ぽんとあたしの頭を叩いて、エッちゃんは、池森先輩を追って行ってしまった。
うーん、みんなして、奴とあたしをくっつけたがってるみたい。
なんでかな。ほっといてくれればいいのに。
「あ、あれとこれとは全然違うじゃない」抗議してやる。
「おミツ、あんたね、せっかく部長が券くれたんだから、その分だけでも部長と一緒にいてあげなきゃ、かあいそうでしょうが、あんたに惚れてるんだから」えーん、全然取り合ってくんないっ!
「いいかい、あれのせいで、あんたに声かけてくる野郎なんかほとんどいないんだかんね。その貴重な1人なんだから、ないがしろにしちゃだめよ、しっかりつかまえとかにゃあ。じゃ、またあとで、あたしもあいつをつかまえとかにゃ」
最後に軽く1回ぽんとあたしの頭を叩いて、エッちゃんは、池森先輩を追って行ってしまった。
うーん、みんなして、奴とあたしをくっつけたがってるみたい。
なんでかな。ほっといてくれればいいのに。