女の子のミカタ
ん……?


声がいつもより高い?てか今の俺の声か?


まるで、女みたい……



「俺だなんてまるで男の子みたいだなーそんなに可愛いのに。」



「はあ?」


何言ってるんだ…?こいつ…?まるで俺が女みたいな事を抜かす。

一体どうなってんだ?

「けど、こんな所に一人でいるなんて彼氏と喧嘩でもした?」



「…?…」

まさか…一抹の不安を抱きながら俺は自分の服の襟元を引っ張りその中を見た。


すると、そこにはあるはずのない膨らみが二つ自分の胸板に付いていた。


推測だけど、きっと千夏よりある気がする。
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