女の子のミカタ


嫌われてたらどうしよう……。

マジ、へこみそうだ……。

すると……。


ふわぁっと優しい香りと柔らかい温もりが俺を包んだ。



「…き……好き。大好き。ちなは、あおちゃんが一番好き……。大好き。」

その一言に心が軽くなり、温かくなる。


ヤバイ……泣きそう……。

「…ちな、今まで男の人と付き合った事なくて怖かったってのもあるけど、それよりも自分に自信無くて……。だって、ちな、特別可愛いワケじゃないし身体も綺麗じゃないからあおちゃんに見せる勇気なくて……恥ずかしくてずっと断ってたの……」
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