女の子のミカタ



「けど、それで、あおちゃんを不安にさせてたね。ゴメンね……。でも、さっきの言葉嬉しかった。ちゃんと、ちなの事考えてくれてて……。あおちゃんありがとう……。大好き。本当に大好きだよ。」



そう言って千夏は泣き腫らした瞳でニッコリと微笑んだ。


その笑顔は今まで見た中で最も綺麗な笑みで……。



それは、今誓った決意を揺らがせる程……


美しかった。



千夏の柔らかな髪を撫でるとくすぐったそうに目を細めた。



その全てが愛おしく感じた。


「ねぇ、あおちゃん。」

「ん?」
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