女の子のミカタ



「んー…なんでだろう…?思い出せねぇー…。まぁーどうでもいいよ。それよりちな、駅まで送っ―…」


俺は立ち上がって千夏に言い掛けたが、全て言い終わらないうちに千夏はピタッと身体を寄せてきた。


「……今日は帰りません……。あおちゃんの傍に居たい……一緒に居たいの……。」

耳まで真っ赤にして恥ずかしげに俯いて呟いた。
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