キャンディー
拓也は、家に入ってすぐにリビングに行った。
奈菜は拓也の家に入り、玄関のトコに今座ってる。
『おぃ、そこ寒いから早くこっち来いよっ!』
っで、拓也は近寄って来た。
『怖かった…怖かった…怖か……た』
『奈菜、どうした?』
『こわ…かった…の』
『何が?』
『もぅ、何もかもだぁよ~。ひっく、ひっく』
『っ奈菜!!』
俺は、無意識で奈菜を抱きしめた。
『暖かい…。っ拓也くん』
『俺じゃぁ、助けてやれねぇかもしれないケド聞かせくれないか?誰かに言えば少しは楽になれるかもしれないし……っさ』
『ぅ、うん………。』