雨のリフレイン
翔太の言葉に柊子は驚いた。
改めて身にまとっていたドレスを見る。
セミオーダーのドレスだなんて、知らなかった。
たしかに、試着の時より体にピッタリしている。
露出やレースのつき方が変わった気がしていたのは、実際に直してあったからだった。
しかも、試着の時に同席していた女性言葉を使う男性スタッフが、実は世界的デザイナーJUNNZO SUZUKI本人だったと知って、さらに驚く。
一条家御用達なのだそう。
翔太が融通を利かせてくれたのだ。
「ビックリしすぎて、腰が抜けそう。
なるほど、そんなドレスなら見本写真に使えるわね。
お母さん、知ってたのなら教えてよ」
「言ったわよ。
アンタが心ここにあらずで聞いてなかっただけ。
試着の日、徹夜明けでボーっとしてたじゃない。
それより、暑いから。グズグズ言ってないで、写真、撮っちゃいましょ」
改めて身にまとっていたドレスを見る。
セミオーダーのドレスだなんて、知らなかった。
たしかに、試着の時より体にピッタリしている。
露出やレースのつき方が変わった気がしていたのは、実際に直してあったからだった。
しかも、試着の時に同席していた女性言葉を使う男性スタッフが、実は世界的デザイナーJUNNZO SUZUKI本人だったと知って、さらに驚く。
一条家御用達なのだそう。
翔太が融通を利かせてくれたのだ。
「ビックリしすぎて、腰が抜けそう。
なるほど、そんなドレスなら見本写真に使えるわね。
お母さん、知ってたのなら教えてよ」
「言ったわよ。
アンタが心ここにあらずで聞いてなかっただけ。
試着の日、徹夜明けでボーっとしてたじゃない。
それより、暑いから。グズグズ言ってないで、写真、撮っちゃいましょ」