雨のリフレイン
カノジョの定義
病院で三浦と寄り添っている姿を見てからも、相変わらず洸平とは、すれ違いの毎日。三浦とのことを聞きたくても、顔もほとんど合わせない。
忙しい洸平を捕まえて聞き出すことも出来ず。
婚姻期限は迫っている。もしものことを思えば、思い出は少ない方がいい。だから、気にしない。
そう自分に言い聞かせて、勉強に打ち込んだ。
二月半ばの国家試験の受験も無事終わった。
手ごたえはあった。
自己採点でも、合格ラインに達していた。