そばにはいれないから。
「咲良の好きなようにしなさい。」
そう言ってくれて、基本的には分かってくれた。
けど、学校の先生には伝えないと心配だと言われて、先生たちにもみんなに言わないようにしてもらう事になった。
「誠くんにも言わないの?」
もう一つお母さんが意見してきたのはここ。
お母さんもよく誠也のことは知ってる。
小学生の時道場が同じだったから、家族絡みの付き合い。
中学の時、引っ越したけどそれまではほんと近所で毎日遊んでた。
「言わないよ。てか、別れる。」
あたしの言葉にお母さんはびっくり。
でもこれは、もう決めたの。