そばにはいれないから。



その日の夜、病室に戻って

誠也の手紙を書いた。


泣かずに書けた。



「咲良ちゃん、楽しかった?」


「うん、楽しかったよ。」


本当に楽しかった。

久しぶりに1日が充実してた。



「今日は疲れただろうから、早く寝てね。」

「はーい。」


本当に本当に楽しかった。


疲れたけど、興奮して寝れないや。





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