そばにはいれないから。
「っはぁっ?嘘だろ?」
「嘘じゃないよ、本当。」
ううん、全部嘘。
誠也意外に好きな人なんて出来るわけない。
って言いたい。
「好きじゃなくなったの。」
あたしの言葉に頭を抱える誠也。
「そんなん、信じられるかよ………。」
誠也のこんな顔、初めてみた。
「俺はお前が好きだよ。
昔からずっと今も変わらず。ううん、昔よりもずっと好き。」
目を真っ赤にさせて、想いを伝えてくれる。
嬉しい、嬉しすぎるよ。
だけどね、ダメなの。
「あたしはもう決めたから、別れるって。」
そう言ってあたしは河原から走り出した。
早く早く誠也の前からいなくならないと、誠也の前で泣いちゃいそうだったから、、