そばにはいれないから。
ガラガラッ
案の定ドアを開けると一気に注目を浴びた。
「遅刻だぞ、早く座れ。」
「すみません。」
あたしは急いで自分の席に座る。
何も突っ込んでこない先生でよかった。
本当に誠也とクラスが違ってよかった。
そう思いながら、自分の席についた。
その後、教科書とノートをきちんと広げたけれど、全然頭に入ってこなかった。
どんなに忘れようとしても、頭の中は誠也の事でいっぱいで気を抜くと涙が止まらなくなりそうで
ずっと今日の晩ご飯何かなって頭の中で繰り返してた。