そばにはいれないから。
試合2つ前に面をつける。
やばい、緊張する。
体重い。
でも、負けられない。
「咲良、頑張れ。」
試合を待ってると、横の試合会場から試合終わりの愛があたしに声をかけてくれた。
「ありがと。次、結依?」
「ううん、あと一つしたら。早すぎない?」
あたしは結依と愛と別のブロックに入ったけど、愛は全く同じブロックで、ベスト8で結依とあたるらしい。
「勝って結依じゃなく、決勝あたしとにするからね。」
次は愛と結依の試合。
すごいおもしろい試合になりそう。
「うん、楽しみにしてる。」
どっちがきても手強いんだけど。