そばにはいれないから。
準決勝はお互い時間内に勝負がつき、決勝戦。
はぁ………。頭いたい。
けど、頑張らなきゃ。
気合を入れて、いざ出陣。
「はじめっ!!」
審判の声の後、すぐ立ち上がって声を出す。
あたしはここで勝負をかけようと考えてた。
あたしはいつもゆっくりじっくり派だから、ここで動くなんて思ってないはずと思ったから、
立ち上がって一発目面に行くフリをして、胴に行こうと思った。
そしたら、
「ドーーーーーーー!!!!!」
面に行くフリの時点で、結依が銅にきた。
「胴あり!」
やられたやられた。