そばにはいれないから。




「ねえ、、誠也は、どうしたらあたしのことっ、嫌いになる?」


どんな質問だよって思ったけど、


「えっ?嫌いになるとか無理だと思うけど、もうそういう関係じゃないってか、もし咲良が犯罪者になっても、嫌い?にはならないと思う。」


って真面目な回答。



すると、咲良はもっと体を震わせて


「あたしっ、あんなこと言ったのにっ、なんでこんなことっっ。」


涙を流してるようだった。

なんか肩の辺りがちょっと冷たい。



「っっ、ううううっ。」

ついに子どもみたいに声を上げて泣き始めて


「はあ?どうしたどうしたっ?」

もう意味わかんなくて、パニック。



「っっ、きらいになって、ほしいのにっ、、、」


「だいっ、ひっ、すきっ、なのに、、、なんでっひくっ、」


「、、、っ、ごめんねっ、、、。」


この言葉の意味が全くわからなくて、余計にパニック。



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