そばにはいれないから。




「咲良どうしたの、めっちゃ調子いいじゃん。」


二回戦が終わった時、結依があたしにそう声をかけてくれた。


「えへへ、体軽いの。」

「小手冴えてるね。」


一回戦も二回戦も得意の小手で2本取った。



「あと4回、勝つよ。」


「うん。」

優勝まであと、4回勝たなきゃいけない。


でも、いける気がする。


少しずつ道が見えてきた。



「絶対に優勝する。」


「よし、準備しよ。」


「はいっ。」


次の試合も絶対に勝つ。





< 72 / 169 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop