そばにはいれないから。



いつも横にいるのが当たり前だった。


小さい時からそばにいて

それが当たり前だったから


いなくなった時受け入れるのに時間がかかった。



振られても何を言われても


やっぱり俺は咲良が好きで


でも、咲良が幸せならそれでいいと思った。



「あいつが剣道辞めるなんて俺には信じられない。」

「お前と似て剣道命みたいなやつだもんな。」


「お前と似ては余計だ。」


だから、どうしても咲良に会いたい。



それで、咲良の今の思いを聞きたい。


…………なあ咲良、どこにいるんだよ。




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