そばにはいれないから。
関東大会。
俺の最後の試合。
咲良にも見ててほしかった。
「はぁぁぁっ。」
「終わったな。」
ベスト16。
今日の俺は調子が良かった。
「誠也、ありがとう。」
「こちらこそ。」
満足の結果で終了。
渚と余韻に浸ってた時だった。
「先輩、やばいです。」
2年の後輩が走って俺らの方に来る。
「え、どうした?」
「女子が負けそうです。」
「え、まじか。」
渚と急いで女子の試合会場へ向かった。
正直女子は今回リーグ戦が良い場所なのもあって、ベスト4は固いんじゃないかと言われてた。
「え、あ、本当だ。」
大将戦、結依がやってる。
一本取られてる、、二本取りかえさないと代表戦にすらならない状況。