橘くん、今日もすきです
そんなこんなで2週間。
空元気をする元気だって空になってもう動けないよ。
どうしてくれるんだ橘くん!
今の私なら橘くん一目見ただけで空も飛べる気がする。
空飛んでる私なら、橘くんもすごいって褒めてくれるかな。
じゃあ飛んでみようかな。
いや、そのためには橘くんを見ないとダメなんだった。
「助けて空、美憂が橘くん不足で頭おかしくなってる…」
「これはもう、…どうしようもない…」
空くんもいつの間にか学校に来ていたみたいで、私を見て呆れている。
そんな視線向けられたって、痛くも痒くもないもんねーだっ!
空くんなんて、私と一緒に空でも飛べばいいさ!
……空くんが空飛ぶってなんか面白いなぁ〜。
「ふふふふふっ」
「これ…大丈夫か?」
「空、一緒に空飛んで来なさい」
「絶対嫌だ」