橘くん、今日もすきです
橘くんと私に少しでも接点あったら、こんな気持ちにはならなかったのに…。
どっかから接点ふってこないかなぁ〜。
おーい、そこの接点〜!こっちだよ〜!!
同じクラス同じ学年以外のだれか、いないのーー!?
なんなら、私と橘くんのキューピットでも現れればいいのになぁ。
天使の輪っかつけて。
羽が生えてて。
それこそ空を飛んでるような。
「美憂の頭がファンタジー路線に走りだした…」
「そっとしておくのが正解だと思う…」
こんな状態の親友を放っておくことにしたらしい2人。
なんて薄情なんだろうか。
空くんは、毎日橘くんに会えるから、そんな余裕なんだよ。
「ちょっとまって美憂。なんで俺がはるのこと好きな設定なの??」
「やっとつっこんでくれた」
「え、ツッコミまちだったの?」
「私たちはコンビでしょ!」
「いやいつからだよ」
「ナイスツッコミー!!」
会いたい、でも会えない。
もどかしくて悲しくて寂しくて、私が壊れるのも無理ないと思うんだ。