橘くん、今日もすきです
「告白なんて、されたことないよっ!?」
私に告白なんて、そんな物好きな人、いるわけないもん。
そんな気持ちを込めて、手を顔の前でブンブン振る。
と、
「「「……」」」
また3人の目は天になってしまった。
うん、それでも3人揃うだけで、圧倒的美なのは、正直ずるいと思うんだ私は!
「もしかして、鈍感すぎて、告白を告白だと気づいてない…??」
「たしかに…美憂ならありえる…」
「あ、ありえないよ!?!?」
「いや、もしかしたら美憂が純粋すぎて告白すらできないとか…?」
「たしかに、見た目完璧美少女で中身これはやばいよな」
「中身ヤバイってなに!?そもそも美少女じゃないっ、!」
ところどころの私のツッコミをスルーしつつ、冷めた目を向ける3人になんて言っていいかわからない。