腹黒幼馴染みの溺愛が止まらない。
〜「上目遣いは反則。」〜 side*司
俺の幼馴染みは、他の甘ったるい声を出してくるゴミのような女達と違って天使以上に可愛い。
まさに「可愛い」は、芽衣の物ではないかと言っても過言ではない。
そんな可愛い芽衣が俺のもとへ走ってくる。
俺は口が緩んで仕方がなくなる。
可愛いっ可愛いっ…、なんて思いながら必死で走ってくる芽衣を見つめる。
「はぁ…つーちゃん、遅くなっちゃってごめんね。急いだんだけど…」
申し訳なさそうに眉の恥を下げて謝ってくる芽衣。
そんな事良いのに、なんて思いながら申し訳なさそうにしている姿さえも可愛い…なんて思っている自分。