愛奏~aikanade~
「明日香!!一緒に帰ろ♪♪」
弾むような足どりで、亜以が近付いてきた。
「うん。いいよ!!でも、廊下の掃除が、終わったらでいい?」
「分かったぁ~♪じゃぁ、教室で、待ってるね。」
亜以は、言いたい事を伝えて、笑顔で教室に戻った。
私と亜以の帰り道が一緒だと気付いたのは、入学式の帰りだった。5・6番線のホームで、別れようとしたら、「私も一緒♪♪」と言った事を今でも覚えてる。それから、私達はいつも一緒に登下校している。
「亜以~、終わったよぉ~。」
掃き掃除が終わり、亜以がいる教室に入ると、亜以が真剣に携帯を眺めながら、固まっていた。
「どうしたの?」
私が心配して声をかけると、亜以は、潤み気味の目を私に向けて、半分叫びながら、声を出した。
「どうしよう~~!!今日は、明日香と帰る予定だったのに、弘樹が今日一緒に帰ろうってメールが来たの!!」
「えぇ!?」
「どうしよう…。」
「何言ってんの!!そんなの弘樹君と一緒に帰りなよ!!私とは、いつでも帰れるんだから!!」
亜以と弘樹君は、いつも同じ電車で、同じ駅に降りるのに、弘樹君が剣道部なので、学校終わってすぐに帰る亜以とは、時間が合わない。
そんな会いたくても会えない日々が続いてるのだから、応援しない訳がない。
「ホント!?でも明日香の方が、先に約束してたのに…」
「そんな事気にしないで。弘樹君に存分に甘えておいで♪」
「…明日香。ありがとう♪」
亜以は、半泣きで私にお礼を言うと、急いで弘樹君の元に走って行った。
弾むような足どりで、亜以が近付いてきた。
「うん。いいよ!!でも、廊下の掃除が、終わったらでいい?」
「分かったぁ~♪じゃぁ、教室で、待ってるね。」
亜以は、言いたい事を伝えて、笑顔で教室に戻った。
私と亜以の帰り道が一緒だと気付いたのは、入学式の帰りだった。5・6番線のホームで、別れようとしたら、「私も一緒♪♪」と言った事を今でも覚えてる。それから、私達はいつも一緒に登下校している。
「亜以~、終わったよぉ~。」
掃き掃除が終わり、亜以がいる教室に入ると、亜以が真剣に携帯を眺めながら、固まっていた。
「どうしたの?」
私が心配して声をかけると、亜以は、潤み気味の目を私に向けて、半分叫びながら、声を出した。
「どうしよう~~!!今日は、明日香と帰る予定だったのに、弘樹が今日一緒に帰ろうってメールが来たの!!」
「えぇ!?」
「どうしよう…。」
「何言ってんの!!そんなの弘樹君と一緒に帰りなよ!!私とは、いつでも帰れるんだから!!」
亜以と弘樹君は、いつも同じ電車で、同じ駅に降りるのに、弘樹君が剣道部なので、学校終わってすぐに帰る亜以とは、時間が合わない。
そんな会いたくても会えない日々が続いてるのだから、応援しない訳がない。
「ホント!?でも明日香の方が、先に約束してたのに…」
「そんな事気にしないで。弘樹君に存分に甘えておいで♪」
「…明日香。ありがとう♪」
亜以は、半泣きで私にお礼を言うと、急いで弘樹君の元に走って行った。