愛奏~aikanade~
満員電車は、かなりキツイ…。

毎朝駅員さんが、扉からはみ出している人達を無理矢理押し込めるから、かなりキツイ。

「う~…。死にそう。」

亜以が、弱音を吐きながら必死で、頑張っている。

「亜以。こっち来い。」

それを見ていた弘樹君は、亜以をドアの角の方に寄せ、自分は亜以を守るように、周りから背を向けて亜以だけを見ていた。

「………ありがとう。弘樹♪」

亜以が、幸せそうなのは、言うまでもない。

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