愛奏~aikanade~
第一章 1年 春。 ~始まり~
「え~と、ですから、我が高校は……」

入学式。必ずと言っていいほど、校長先生のお話しは、あると思うけど、この人…かれこれ40分も話している。

もう前半の話しは、覚えてない。


周りの人達は、もう校長の話しそっちのけで、隣り合わせの人達と話し始めていた。


人見知りの私は、そんな事出来なくて、ただ黙って校長先生の話しを聞いていた。
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