愛奏~aikanade~
「だから、先輩は、そんな人じゃないって!!」

「ハイハイ♪」

必死に弁解するが、信じてないようだった。

「そういえば、もうすぐ、夏休みだね~♪」

突然、思い出したかように、李那が言った。

「そうだね。夏休みだぁー!!」

絢希が、屋上で叫ぶ。

「私プール行きたぁい♪」

「私、花火やりたい♪」

「お祭りも行きたい!」

亜以や、ひとみ、柚子や、李那。

それぞれ夏休みにしたい事を提案していた。

「明日香は、何したい?」

「え?あたしは……みんなと、どこか行きたいなぁ…」

私が、呟くように言うと、みんなは、私を見た。

「明日香…あんた、可愛いすぎだよぉ~!!」

絢希が叫びながら私に抱き着いてきた。その絢希の行動に私は、困惑していた。

みんなは、私達を見て、お腹を抱えて笑っていた。


もうすぐ夏休み。
私の夏は、もういろんな事で、固まった。

今年は、課題…出せそうにないな…


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