愛奏~aikanade~
「じ、実は…数学の早川なの。」

一瞬にして、みんなの動きが止まった。

「えぇぇぇ!?」

最初に声を出したのは、絢希だった。

「マジで☆★?」


「早川って…あの、インテリメガネか?」

「いつも、ねちねちとうるさい早川でしょ?」


絢希に続いて、亜以と柚子がまるで、警察の取り調べのように、李那を攻めた。

「一体、何があったの?」


興奮しているみんなより、少し離れた所でひとみが李那に聞いた。
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