愛奏~aikanade~
「私、数学の補習があるって言ったじゃん?そんときに、たまたま早川と二人きりの時間が多かったの…」


「二人きり!?」


「絢希うるさい!!」


興奮冷め上がらない絢希を、亜以が注意した。


「それで、私早川と仲良くなっちゃって、数学の補習プリントが終わった後に、必ず、先生がアイスとかプリントを半分にしてくれたりしたの…」


「??それが理由?」


「違う②!その後、私が補習終わって、帰ろうとした時、クラスに忘れ物があったから取りに行こうと思って、急いで階段を上がって行ったら、足踏み外して…」


「!!!踏み外したぁ~?」


全員が、その言葉にツッコミを入れた。

「うん…でも、大丈夫だったの!」


「何で②!!?」


「…後ろで、早川が支えてくれたの。で、早川が、“お前鈍臭いんだな”って笑われて…そこで私の中になんか…多分、それが‘恋’なのかな?」

「………キャャャァァァァ☆★☆★」


亜以と柚子と絢希と、ひとみが、いきなり叫んだので、李那と私は、ビックリした。


「ウブイ!李那カワユスo(≧∀≦)o」


「ヤバイ!亜以超→李那の応援するね★」


「頑張ってね(^O^)応援してるから☆」

「李那…私、李那すぎだよぉ★」

< 30 / 40 >

この作品をシェア

pagetop