愛奏～aikanade～

絢希は、何にも話さない私に、ニッコリ笑って…

「私、小川絢希って言うんだ！！今日から、同じクラスの仲間！！よろしくね！」

絢希は、屈託のない笑顔で私に、右手を差し延べた。


「こ、こちらこそ！！す、須堂明日香です！…よよよ…よろしく！」


緊張しすぎて、私はすごい噛んでしまった。それを見ていた絢希は、爆笑して、「あんたって、面白いね～」と、しみじみされてしまった。

未だ爆笑している絢希につられて、私も笑ってしまった。