恋叶うオフィス
このホテルはうちのブランドのタオルやバスローブなどを使ってくれている。今年の春からデザインを変えて納入したので、ゲストからの評判等を伺いに行ったそうだ。
そこで、ホテルの担当者からもらった券だという。券の期限は今月末までだからいつ誰と行こうかと考えていて、まだ決めていなかったから、私にと今誘ってきた。
「いいの? 私で? 他に一緒に行きたい人がいるんじゃないの?」
「家族を誘うかどうか迷ったくらいで、他に行きたい人となると、やっぱり渡瀬かな。どう? いつなら行ける? 渡瀬の都合のいい日にするよ」
家族以外で行きたいのは私だと言われたら、即決するしかない。武藤に選んでもらえて、すこぶる光栄だ。
いつでもいい! どこでもついていく! と浮かれた気持ちを抑えようと膝の上で両手を握りしめる。
「うん、行く。せっかくだから武藤の誕生日に行かない? 土曜日だし」
「あー、そうだね。じゃあ、あとで予約しておくよ。決まったら、連絡するね」
「うん、よろしく」
こうして、武藤の誕生日をお祝いできることとなる。
そこで、ホテルの担当者からもらった券だという。券の期限は今月末までだからいつ誰と行こうかと考えていて、まだ決めていなかったから、私にと今誘ってきた。
「いいの? 私で? 他に一緒に行きたい人がいるんじゃないの?」
「家族を誘うかどうか迷ったくらいで、他に行きたい人となると、やっぱり渡瀬かな。どう? いつなら行ける? 渡瀬の都合のいい日にするよ」
家族以外で行きたいのは私だと言われたら、即決するしかない。武藤に選んでもらえて、すこぶる光栄だ。
いつでもいい! どこでもついていく! と浮かれた気持ちを抑えようと膝の上で両手を握りしめる。
「うん、行く。せっかくだから武藤の誕生日に行かない? 土曜日だし」
「あー、そうだね。じゃあ、あとで予約しておくよ。決まったら、連絡するね」
「うん、よろしく」
こうして、武藤の誕生日をお祝いできることとなる。