恋叶うオフィス
丁寧にお礼を言われて、「いえいえ」と恐縮する。
咄嗟の思いつき案に同意が得られて、安堵した。話がまとまったら、連絡をくれるという。自分の案が商品になってくれたら、うれしい。
良い方向に進むといいな。
微かに口元を緩めた私に、武藤が顔を寄せた。私だけにしか聞こえないなにかを言おうとしていると判断して、耳を傾ける。
「良かったな」
「……あ、うん」
心から喜んでくれている言葉に、気恥ずかしくかって、ぎこちない返しをする。武藤はそんな私に向かって、優しい笑みを浮かべた。
やばい! あまりのかっこよさに鼓動が高鳴った……。動揺を気付かれないようにと、慌てて資料を見る。落ち着かないと……。
落ち着け、落ち着け、私。落ち着くんだ……。
打ち合わせが終わり、全員が立ち上がって、挨拶をする。その時、ホテルの一番若いと思われる山崎さんという女性が、興味津々といった表情で武藤と私を交互に見て、一歩前に出た。
なんだろう?
「武藤さんと渡瀬さん、とても息が合っているように見えましたが、おふたりはお付き合いされているんですか?」
「ちょっと、そんなこと聞くものじゃないよ」
咄嗟の思いつき案に同意が得られて、安堵した。話がまとまったら、連絡をくれるという。自分の案が商品になってくれたら、うれしい。
良い方向に進むといいな。
微かに口元を緩めた私に、武藤が顔を寄せた。私だけにしか聞こえないなにかを言おうとしていると判断して、耳を傾ける。
「良かったな」
「……あ、うん」
心から喜んでくれている言葉に、気恥ずかしくかって、ぎこちない返しをする。武藤はそんな私に向かって、優しい笑みを浮かべた。
やばい! あまりのかっこよさに鼓動が高鳴った……。動揺を気付かれないようにと、慌てて資料を見る。落ち着かないと……。
落ち着け、落ち着け、私。落ち着くんだ……。
打ち合わせが終わり、全員が立ち上がって、挨拶をする。その時、ホテルの一番若いと思われる山崎さんという女性が、興味津々といった表情で武藤と私を交互に見て、一歩前に出た。
なんだろう?
「武藤さんと渡瀬さん、とても息が合っているように見えましたが、おふたりはお付き合いされているんですか?」
「ちょっと、そんなこと聞くものじゃないよ」