恋叶うオフィス
熱したプレートに油をひいて、生地を流し込む。そこに、タコ等の具を入れていく。ふたりでの共同作業に、武藤は意気揚々とタコを入れていた。
本当に楽しんでいて、串でくるっと回すのを「おおっ」と感激する。こんなふうにはしゃぐ武藤を初めて見て、微笑ましくなる。
ベランダでの距離に緊張してしまったけど、いつものように笑えて、安心した。
焼き上がったばかりのたこ焼きを小皿にうつしてソース等をかけて、食べる。
「あふっ! ……おいしい!」
すぐ口に入れた武藤は熱さにビックリしていたが、おいしいと二個目に手を出す。
「やけどしないよう気を付けてね。ふー。……うん、おいしい」
武藤を見たあとで食べた私は、慎重に息を吹きかけてから、口に入れた。
二個目、三個目とソースやマヨネーズをかけて、ビールを飲みながら、どんどん食べていく。
ふと時間を確認する。花火大会10分前になっていた。
「そろそろ花火の時間だね。ビールとおつまみ持って、ベランダに行こうよ」
「おう! いよいよだね」
残っているたこ焼きの他に茹でた枝豆も出した。
本当に楽しんでいて、串でくるっと回すのを「おおっ」と感激する。こんなふうにはしゃぐ武藤を初めて見て、微笑ましくなる。
ベランダでの距離に緊張してしまったけど、いつものように笑えて、安心した。
焼き上がったばかりのたこ焼きを小皿にうつしてソース等をかけて、食べる。
「あふっ! ……おいしい!」
すぐ口に入れた武藤は熱さにビックリしていたが、おいしいと二個目に手を出す。
「やけどしないよう気を付けてね。ふー。……うん、おいしい」
武藤を見たあとで食べた私は、慎重に息を吹きかけてから、口に入れた。
二個目、三個目とソースやマヨネーズをかけて、ビールを飲みながら、どんどん食べていく。
ふと時間を確認する。花火大会10分前になっていた。
「そろそろ花火の時間だね。ビールとおつまみ持って、ベランダに行こうよ」
「おう! いよいよだね」
残っているたこ焼きの他に茹でた枝豆も出した。