恋叶うオフィス
どんな顔で武藤に会えばいいのかとドキドキしながら、出勤する。彼はまだ来ていなかった。
ひとまず肩の力を抜いて、パソコンに向き合うが、武藤がいつ来るのかと隣の課を何度も見る。
始業時間近くになって、誰かが武藤課長休みと言っている声が耳に入った。
休み?
何があったのか聞こうとスマホを手に取る。そこで、武藤からメッセージが届いていたことを気付いた。
風邪?
風邪をひいたようで、熱があるとのメッセージに、大丈夫かと返す。
数分後、ツラいとの返事が来て、私は今日のスケジュールを確認して、パソコンをシャットダウンさせた。
昨夜武藤の体が熱かったのは、酔っていたせいではなくて、風邪を引いていたからかもしれない。
デスクを軽く片付ける私を百々子ちゃんが見ていた。
「渡瀬さん、外出ですか?」
「うん、先月オープンした店を視察してくる。昼までには戻れると思うけど、なにかあったら連絡くれる?」
「わかりました。行ってらっしゃい」
午前中になにも予定がなかったから、良かった。百々子ちゃんにお願いして、まず向かったところは武藤の家。
ひとまず肩の力を抜いて、パソコンに向き合うが、武藤がいつ来るのかと隣の課を何度も見る。
始業時間近くになって、誰かが武藤課長休みと言っている声が耳に入った。
休み?
何があったのか聞こうとスマホを手に取る。そこで、武藤からメッセージが届いていたことを気付いた。
風邪?
風邪をひいたようで、熱があるとのメッセージに、大丈夫かと返す。
数分後、ツラいとの返事が来て、私は今日のスケジュールを確認して、パソコンをシャットダウンさせた。
昨夜武藤の体が熱かったのは、酔っていたせいではなくて、風邪を引いていたからかもしれない。
デスクを軽く片付ける私を百々子ちゃんが見ていた。
「渡瀬さん、外出ですか?」
「うん、先月オープンした店を視察してくる。昼までには戻れると思うけど、なにかあったら連絡くれる?」
「わかりました。行ってらっしゃい」
午前中になにも予定がなかったから、良かった。百々子ちゃんにお願いして、まず向かったところは武藤の家。