恋叶うオフィス
お母さんと暮らしているから具合が悪くても、お母さんが診てくれていて大丈夫だと思った。
だけど、武藤から母親不在とのメッセージが届いていた。
ツラいと弱音を吐く武藤が心配で、初めて訪れた彼の家はマンションの10階にあった。ものすごい高層とはいえなくても、私が住んでいる部屋よりも高い位置にあるのが羨ましくなる。
武藤はふらつく体で玄関を開けた。
立っているのもきつそうな彼の体を支えて、ベッドに寝かせる。
「武藤 、病院に行こう。今タクシー呼ぶね」
苦しそうな呼吸をする武藤は頷くだけだった。タクシーが来るまでの間に武藤の着替えを手伝う。
下着だけの姿はもちろん見たことないから恥ずかしくなったけど、恥ずかしくなっている場合ではないと、自分を奮いたたせた。
病院から戻って、作ったお粥を食べさせながら、時間を確認する。午後イチからの会議には参加しなければならない。
そろそろ戻らないと、間に合わなくなる。
「薬飲んだら、寝てね。夕方また来るから食器はそのまま置いといて」
「うん……、待ってる……」
だけど、武藤から母親不在とのメッセージが届いていた。
ツラいと弱音を吐く武藤が心配で、初めて訪れた彼の家はマンションの10階にあった。ものすごい高層とはいえなくても、私が住んでいる部屋よりも高い位置にあるのが羨ましくなる。
武藤はふらつく体で玄関を開けた。
立っているのもきつそうな彼の体を支えて、ベッドに寝かせる。
「武藤 、病院に行こう。今タクシー呼ぶね」
苦しそうな呼吸をする武藤は頷くだけだった。タクシーが来るまでの間に武藤の着替えを手伝う。
下着だけの姿はもちろん見たことないから恥ずかしくなったけど、恥ずかしくなっている場合ではないと、自分を奮いたたせた。
病院から戻って、作ったお粥を食べさせながら、時間を確認する。午後イチからの会議には参加しなければならない。
そろそろ戻らないと、間に合わなくなる。
「薬飲んだら、寝てね。夕方また来るから食器はそのまま置いといて」
「うん……、待ってる……」