あなたに恋をする〜happiness〜

「じゃあちょっとま………うわっ！？」

ヤバい、躓いた！
これって………ヤバくない？

「きゃっ！！」

私はおもいきって目を閉じた。
だって怖いんだもん！

「恋！」

「花宮さん！」

二人が私を呼んでる。
だけど………今は返事できないよ！！

ードサッ

「ったあ………」

痛みが感じなくて私は目を開けた。
するとそこにいたのは………。

「羽山く………」

「大丈夫ですか、花宮さん？なんだか最近、僕………花宮さんが倒れるところをみるんですが」

「………」

「………っ！」

私も創ちゃんも息を飲んだ。
創ちゃんはなんで息を飲んだのかはよくはわからないけど………。

「あり………が、と」

私は羽山君に今………、抱き締められてる。
羽山君がかばったたいせいのまま………。

「恋………っ」

創ちゃんは戸惑っているようだった。
何に戸惑っているんだろう？

「花宮さん、これからは気をつけてくださいね！毎回は助けられませんから！」

「………うん、ありがと」

私は立とうとした。
けど………。

ーグッ

「へ？」

髪が何かに引っかかっているみたい。
それは羽山君のボタンだった。