あなたに恋をする〜happiness〜
夏休み
夏休みって暇だ。
だってすることないんだもん!
早くも夏休みが始まって一週間が経過した。
私は家でゴロゴロしていた。
部活がない日以外は。
夏休み始まるの早すぎだよ!
そう言えば明日は創ちゃんのサッカーの試合だ!
羽山君と一緒に行くんだよね!
制服でいくのかな?
聞いてみよ!
「えっと羽山君は………」
そう言えば連絡先………交換してないんだった。
そもそもスマホ持ってるかもわからないし。
羽山君のお家に行くのはいいけど迷惑じゃないかな?
あ、でもわからない問題教えてほしいな。
まだ一問もやってないけど………。
よし、それで行こう!
「光正は今、図書館にいますが?あなたはどちら様ですか?」
タイミング悪っ!
図書館に行ったとかいい子すぎるでしょ!
「あ、私は花宮恋といいます!羽山君と同じクラスで………」
その続きは言えなかった。
だって羽山君のお母さんが………。
「もしかして転校生で光正の隣の席になって光正が風邪をひいたときにお見舞いに来て看病してくれたあの花宮恋さん?」
「………あ、はい。たぶんそうだと………思います」
早口過ぎてよくわからなかった。
でも、言ってることはだいたいあってるよね。