あなたに恋をする〜happiness〜
「お母さん、ただいま。今日は………楽しかったよ。羽山君っていう、素敵なお友達と連絡先交換できたんだ。それに羽山君のお母さんともね!」

私は今日あったことをお母さんにいっぱいお話した。
お母さんはいつもニッコリ笑っている。
温かくて胸がホカホカする。
羽山君の笑顔も同じ。

「………明日は創ちゃんのサッカーの試合があるから頑張って応援するからね!」

私はお母さんの仏壇に笑って言った。
お母さんは………幸せだった?
生きていた頃………。

「そう言えば………羽山君と二人で応援か。なんだかちょっと楽しみだな!他の人もいるから本当の私ではいられないんだ………」

せっかく羽山君に本当の私を知ってもらえたのに。
なんだか残念………。

「明日………どんな格好していこうかな………」

動きやすいのがいいよね………。
ワンピースはなんだかあれだな。
動きにくそう。
スカートは………いや、スカート系はダメだ。
なんだか変装した自分に自信がモテない。
スカートはくの………制服くらいだし。
だったらこれでいいかな?


「羽山君、お待たせー!」

次の日になって私は待ち合わせ場所で羽山君と無事合流した。
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